労働法ってどんな法律?

労働法とは、一般的に、労働者と使用者の間の労働をめぐる関係を取り扱った法律のことをいいます。

「労働法」という名前の法律そのものがあるわけではありません。

①労働者と使用者の個別の関係を定めたもの(労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法、男女雇用機会均等法、育児介護休業法、労働契約法など)

②労働者、使用者と労働組合との集団的な関係を定めたもの(労働組合法、労働関係調整法など)

③求職者(労働者)と求人者(使用者)の間の労働力取引について定めたもの(職業安定法、労働者派遣法、雇用対策法、雇用保険法など)

④労働関係についての紛争を解決するために定められたもの(個別労働関係紛争解決促進法、労働審判法など)

列挙すればきりがないですが、これら多くの労働関係法令をまとめて、「労働法」と呼んでいるのです。

ここでは、その中でも代表的な「労働基準法」を中心に、労務に関する身近な問題を取り上げていきたい思います。

どうぞよろしくお付き合いください。