【労働経済】独ダイムラー社 メールを気にせず休暇をとるためのメール自動削除システムを導入

ドイツの自動車大手ダイムラーは、社員が仕事に関わる電子メールを気にせず休暇を過ごせるようにするため、休暇中の社員宛てに届くメールを自動削除 するシステムを導入しました。社員は休暇中にスマートフォンなどでメールの確認や返信をせずに済むほか、休暇明けの膨大なメールチェックの必要もなくなる ということです。

同社によると、このシステムは「Mail on Holiday」という新しいメールプログラムで、ドイツ国内の社員約10万人が希望に応じて利用でき、このプログラムをオンにすると、休暇中に届く全て のメールが自動削除されるというものです。送信者には、「休暇中で受け取れない」との説明とともに、緊急の用件に対応できる別の担当者の連絡先を知らせる メールが自動返信され、また個別の設定により、社内など特定の相手からのメールだけを受け取ることも可能ということです。導入に関して、同社の人事担当者 は「従業員は休暇中にはリラックスして過ごすべきで、仕事に関するメールは読むべきでない」と話しています。