【労働経済】ハローワーク相模原が相模女子大で合同面接会を共催

ハローワーク相模原(相模原市中央区)は15日、今年3月に大学院や大学、短大、高専、専修学校を卒業予定の新卒者と3年以内の既卒者を対象とした就職面接会を相模女子大(同市南区文京)で開催しました。ハローワーク相模原に求人を出す中小企業22社がブースを設け、厳しい雇用環境が続く中、他大学を含む 約90人が緊張の面持ちで面接に臨みました。

参加者は各企業のブースで求人担当者から職種や資格など応募条件や、仕事の内容、賃金などの雇用・労働条件の詳しい説明を受けました。給料など条件のいい企業のブースには順番待ちの列もできました。この面接会で就職を希望する人は、企業が個別に実施する試験や面接を受け、2月下旬ごろに就職が内定する見込みです。

相模女子大の金井美恵子副学長によると、資格や語学力など「付加価値」を身に付けている学生ほど企業から内定を得やすい傾向が強まっているとのことです。

ハローワーク相模原によると、08年9月のリーマン・ショック以降、雇用情勢が悪化。特に若者の雇用環境は厳しく、大学を出ても就職できない「氷河期」 が続いているといいます。3年前から市内の各大学と連携した就職支援の面接会を開いてきましたが、複数の大学などにまたがって合同の就職面接会を開くのは、国内で初めての試みとのことです。