【労働経済】5月の所定内給与0.2%減、12カ月連続減少

厚生労働省が7月2日に発表した5月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上の事業所)によると、基本給などの所定内給与は前年同月比 0.2%減の24万1691円と、12カ月連続で減少しました。フルタイムで働く一般労働者とパートタイム労働者の所定内給与はいずれも増加しましたが、 給与水準の低いパート労働者の割合が増えたため、全体の給与水準を押し下げました。

基本給と残業代などを合わせた現金給与総額の平均は、前年同月比横ばいの26万7567円でした。就業形態別の内訳は、一般労働者が0.2%増の 33万7309円、パートタイム労働者が0.6%増の9万4906円でした。パート労働者の方が増加幅は大きく、所定内給与や残業代などの所定外給与の増 加割合も一般労働者を上回りました。