奈良労働局は7日、大和高田市の大和高田公共職業安定所(ハローワーク)で、名前や連絡先などの個人情報が記された6人分の文書を紛失したと発表しました。6人のうち連絡のとれた4人に対し、所長らが謝罪しました。情報の不正使用などの報告はないということです。
同労働局によると、7月9日、男性から平成22年度に提出した「退職証明書」の写しの発行を求められた際、文書が見つからず、男性を含む6人分の文書紛失が判明しました。
紛失したのは、離職者に住居や生活費の支援を行う「就職活動困難者支援事業」の書類で、22年度に申請を受けた6人の申込書や求職票、退職証明書など。▽名前▽電話番号など連絡先▽生年月日▽学歴・職歴▽家族状況▽離職理由−−などが記されていました。
同労働局は「誤って破棄した可能性もあるが原因は不明。再発防止へ文書管理などを徹底する」としています。