厚生労働省は6月25日、仕事も通学もしていないニートなどの若者の就労を支援する「地域若者サポートステーション(サポステ)」の実地団体を北海 道、福島など9道県で新たに11カ所追加選定したと発表しました。これにより、2013年度の「地域若者サポートステーション事業」は全国160カ所(前 年度119カ所)で行われることになります。
サポステが追加設置されるのは埼玉と福岡で2カ所ずつ、北海道と岩手、福島、茨城、千葉、和歌山、広島で1カ所ずつ。
地域若者サポートステーション事業では、若者支援の実績と知識を持つ地域のNPO法人などが運営するサポステを設置し、キャリア・コンサルタントなどによる専門的な相談や協力企業による就労体験など、多様な支援策を展開しています。
総務省の労働力調査によると、12年平均のニートの数は約63万人と依然高水準。サポステはニートや引きこもりの若者らにカウンセリングなどをしており、厚労省は今後も数を増やす方針で、就労などの進路決定に向けた支援がより重要となっています。