【労働経済】今春の大卒者の2割が非正規雇用

大学を今春卒業した約56万人のうち、非正規労働、就職・進学をしていない卒業者など「安定的な雇用に就いていない者」は11万5564人だったこ とが、文部科学省が8月7日発表した今年度の学校基本調査(速報値)で分かりました。前年度に比べ約1万3000人減少していたものの、依然として今春の大卒者の2割を占めています。

大卒者就職率は67.3%(前年同期比3.4ポイント増)で、そのうち雇用期間の定めのない正社員などとして就職した人は35万3173人でした。前年より1万8078人増え、景気回復を裏付けました。

同省では「安定した雇用に就けない人が2割もいることは、引き続き改善すべき課題」として、ハローワークと連携した就職支援に力を入れていく考えです。