【労働経済】8月の完全失業率は3.5%で、3カ月ぶりに改善へ

9月30日、総務省が発表した8月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は3.5%で、前月に比べて0.3ポイント改善となりました。改善は5 月以来3カ月ぶりとなります。完全失業者は230万人と前月から18万人の減少となっていますが、求職者が12万人減少しています。一方で非労働力人口が 女性で同20万人増加しており、女性を中心に労働市場から退出する動きが失業率を下げたとみられています。厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節 調整値)は前月から横ばいで、1.10倍でした。