市バスを運行する川崎市交通局は12月2日、運転手が労働基準法で定める労働時間を超過していたとして、労働基準監督署から是正勧告を受けたと発表しました。
発表によりますと、
・労働基準法の時間外勤務の限度時間(1か月45時間、特例で同70時間)
・1週間の拘束時間の限度(65時間)
・休日労働の限度回数(4週間で2回)
などに違反し、是正を勧告されました。
時間外勤務の限度時間を超えた運転手は、2013年度に計706人、14年4~8月に計409人にものぼりました。また、事務職員が時間外勤務時間を短く報告したりしたケースもありました。
11月から勤務ダイヤを見直し、時間外勤務を減らすよう取り組みをするとしています。2015年度の正規職員の採用を早めることも検討しています。事務職員には時間外勤務手当を追加支給するそうです。