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【労働経済】4~6月の既卒者の就職率改善、約半数がハローワークから

就職の希望があるものの採用内定を得られずに今春卒業した大学、短大、高校、専門学校、高専の学生推定約4万8000人のうち、ほぼ半数の51%の2万4663人が4~6月にハローワークを通じて就職が決まったことが、厚生労働省の集計で分かりました。昨年同期は4人に1人程度にとどまっており、改善が見られる結果となりました。

厚労省によると、2011年春に内定が得られないまま卒業した大学、短大、高校、専門学校、高専の学生は、推定約7万5000人に対しハローワークを通じて就職が決まった人は1万9815人で26%でした。

景気持ち直しの動きに伴い企業の採用意欲が高まっていることや、卒業後3年以内の既卒者の採用を新卒同様に扱うよう求めた政府の要請が経済界に浸透したことなどが要因とみられています。

【その他】賃金不払い容疑で縫製会社経営者を書類送検―浜田労働基準監督署

2012年7月23日、浜田労働基準監督署(島根県)は浜田市の縫製会社「しまねテックス」(周布町)と「ソーイングあさひ」(旭町)、両社の経営者 (63歳)を最低賃金法違反(賃金不払い)の疑いで、松江地検浜田支部に書類送検し発表しました。中国人の技能実習生ら計43人に対し、今年3、4月分の賃金不払いなどの疑いとのことです。

【年金・医療】国年任意加入の拡大措置の施行日が平成25年4月1日に決定

国民年金及び企業年金等による高齢期における所得の確保を支援するための国民年金法等の一部を改正する法律(年金確保支援法)により、「国民年金の任意加入被保険者(日本国内に居住する60歳以上65歳未満の者に限る。)についても、国民年金基金に加入できることとされたこと」の当該改正の施行日が、「平成25年4月1日」とされました。

【労働経済】就業者、2030年に850万人減 10年比 厚労省推計

厚生労働省は20日、日本経済の低成長が続き、労働市場の改革も進まなかった場合、2030年の就業者数は2010年に比べて約850万人少ない5450万人程度に減るとの推計をまとめました。高齢化によって企業などで働く15~64歳の人口が減るためです。政府が成長戦略を着実に進め、若者や女性、高齢者の働き手を増やせば、就業者数の落ち込みは210万人程度に抑えられると見込んでいます。就業者数の減少が進めば、年金や医療、介護などの社会保障の担い手が少なくなり、制度を維持できなくなる可能性があります。また、社会保障に対する信頼感が揺らげば個人消費などにも悪影響が及び、経済成長の足を引っ張るという悪循環にもなりかねません。

雇用を「まもる」から「つくる」「そだてる」「つなぐ」に軸足を移すことが重要だと指摘しています。一部の産業への依存をやめて医療や介護を中心に高齢者の需要を取り込む産業の育成が急務になるとみています。

【年金・医療】山口県 11年度 医療費トップ

国民健康保険中央会が19日発表した2011年度医療費速報によると、市町村国保の医療費総額は前年度比2.6%増の10兆8618億円、被保険者1人当たりの平均医療費は同3.3%増の30万5276円となりました。都道府県別で最も高かったのは山口の37万5521円、最低は沖縄の25万9130円で、両県の間には1.45倍の差がありました。

【その他】時効の4遺族が労災申請 胆管がん

大阪市内の校正印刷会社で胆管がん発症者が相次いだ問題で、死亡した元従業員らのうち、通常の労災申請の時効である「死後5年」が経過した4人の遺族が19日、大阪中央労働基準監督署に労災を申請しました。

労災を申請したのは、1980~2000年代にこの会社で働き、20~40代で死亡した元従業員4人の遺族です。元従業員らは全員、印刷見本などを刷る校正印刷業務に従事していました。

胆管がんでの労災申請について、厚労省は13日、時効を理由に請求を門前払いせずに受理するよう、全国の労働局に指示しました。

労働条件の明示

雇用契約書の重要性は前述したとおりですが、具体的には、どのような項目を記載する必要があるのでしょうか。

労働基準法では、「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と定めています。
その中でも、「必ず明示しなければならないこと」と「決まりがあるなら明示しなければならないこと」があります。

<絶対に書かなければならないこと>
(絶対的明示事項)

・雇用契約期間・更新の有無、更新の判断基準
・就業場所、転勤の可能性の有無、従事する職種
・始業および就業の時刻、休憩時間、休日、休暇
・所定時間を超える労働の有無
・交代制について(交代制がある場合)
・賃金額、計算及び支払方法、賃金締日支払日
・昇給について ※1
・定年・継続雇用等
・退職について(解雇の事由を含む)
※1 昇給については、口頭で明示してもよい。

<決まりがあるなら明示しなければならないこと>
(相対的明示事項)※2

・退職金、賞与その他臨時に支払われる賃金
・労働者に負担させる食費や作業用品
・安全及び衛生に関する事項
・職業訓練に関する事項
・災害補償及び業務外の傷病補助に関する事項
・表彰及び制裁に関する事項
・休職に関する事項
※2相対的明示事項は、口頭で明示してもよい。

なお、労働契約法では、労働契約の内容についてできる限り書面により確認することを求めています。

雇用契約書について、これらの項目がもれなく記載されているかどうか、一度よく確認してみることをお勧めします。

そもそも労働契約って?

労働者と使用者の関係は、労働契約を結ぶことによって始まります。

労働契約とは、労働者が使用者の指揮命令に従って働くことを約束し、使用者がこれに対して報酬を支払う契約のことをいいます。これによって、労働者には会社の指示に従って労働力を提供する義務が、会社には賃金支払いの義務が生まれ、これに従わない場合は債務不履行となります。

例えば求人広告を見た人が「働きたい」と申し出、会社が「では、お願いします」と承認すると、口約束であっても契約は成立します。

とはいえ、労働基準法では、一定の労働条件については書面で明示することが義務づけられていますし、労働条件について合意があったことを明らかにする意味でも、きちんとした「雇用契約書」を取り交わすことが望ましいでしょう。

きちんと書面を取り交わすことで、のちのちの「言った、言わない」の不要なトラブルを回避・軽減することができます。

今まで口約束だけで労働者を雇い入れていた事業主様は、これを機にきちんと労働条件を明示し、雇用契約書を作成されてみてはいかがでしょうか?

【年金・医療】後期医療制度廃止法案、提出先送り

野田佳彦首相は18日の参院消費増税関連特別委員会で、後期高齢者医療制度を廃止する法案について「社会保障・税一体改革関連法案が成立すれば、(廃止法案の今国会提出を定めた)閣議決定の効力は消える」と述べました。後期医療廃止法案の提出時期の先送りを認めたものといえます。

民主党は、年齢による区分や「後期高齢者」という名称を批判し、2009年衆院選の政権公約に制度の廃止を明記。政府が2月に閣議決定した社会保障・税一体改革大綱では、廃止法案を「今国会に提出する」としていました。

しかし、財政負担が膨れあがることを警戒する都道府県の同意が得られず、法案化作業は難航。一体改革関連法案を巡る民主、自民、公明3党の修正協議の結果、今後の年金制度や高齢者医療制度は新設する「社会保障制度改革国民会議」での議論に委ねることになりました。

岡田克也副総理はこの日の答弁で「国民会議で議論されている限り(後期医療廃止)法案を出すことにはならない」という考えを示しました。

【年金・医療】厚生年金基金の積立金が1・1兆円不足

2012年3月末時点で、全国に576ある厚生年金基金の積立金不足額が計1兆1100億円に達し、1年前より4800億円増加したことが18日、厚生労働省の11年度決算(速報値)調査で分かりました。AIJ投資顧問の年金資産消失事件で被害を受けた81基金の不足額は計3千億円。

AIJ事件を機に、公的年金制度への信頼を揺るがさないために厚年基金制度の廃止を求める声も強まっており、多額の積立金不足はこれに拍車を掛けそうです。

不足は、企業年金の一種の厚年基金が公的年金である厚生年金の一部を国から預かって運用している「代行部分」で生じました。厚年基金全体の10年度の積立金不足は約6300億円でした。このうちAIJ事件で被害を受けた81基金については、損失が確定したとして計上。このため10年度で1100億円だった積立金不足額が、1年間で1900億円増えました。

厚労省は、調査結果を19日の民主党「財務金融部門・AIJ問題検証ワーキングチーム合同会議」に示し、月内に基金に対して今後の対応を指示するとしています。

調査によると、全厚年基金576のうち、公的年金の支給に必要な積立金が不足している「代行割れ」は約半数の286基金に上り、前年の36%から大幅に増えました。厚労省が財政健全化を重点指導する「指定基金」は、前年から19基金増加し、100に上る見込みです。AIJ被害基金81の中の「代行割れ」 は62基金で、指定基金は31基金となる見通しです。

調査は速報値で、全基金576のうち、18日までに報告があった572の基金の状況を集計しました。調査結果について、厚生労働省は、AIJ投資顧問に資金運用を委託していた基金の多くが積立不足に陥ったことや市場運用環境の悪化などが主な原因ではないかとみています。