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【その他】群馬大学、40代教授をパワハラで懲戒解雇 被害の2人退職、3人休職

群馬大学は20日、部下の教員5人にパワーハラスメントや暴言を繰り返したとして、大学院医学系研究科の40代の男性教授を懲戒解雇したと発表しました。

大学によると、教授は2012年1月の着任直後から2013年8月まで、同じ研究室の助教や講師の男性4人と女性1人に対し、退職や休日出勤を強 要したり、長時間にわたり叱責、侮辱したりしたとしています。女性に対しては、「結婚は三角、出産はバツ」という旨の発言もあったとし、5人のうち2人が 退職、3人がうつ状態などで休職を余儀なくされたということです。

大学は2012年1月に匿名の投書により、ハラスメントの事実を把握し、同年1月~3月にかけて3度、所属長の研究科長が注意、指導しましたが、翌年夏まで断続的にハラスメントが続いたといいます。

教授は大学の調査に対し女性蔑視発言を認めましたが、他の行為については「指導の範囲内」と否認しているものもあるということです。また、大学関 係者によると、この教授は「ずっと一人で研究してきた。(部下に)どう接したらいいかわからない」と指導法についての悩みを漏らしていたこともあったとい うことです。

【年金・医療】消費増税の延期により、年金機能強化法による「受給資格期間の短縮」の施行も延期

平成26年4月に施行された年金機能強化法のうち、消費税の引き上げ時(第2段階)に合わせて施行される予定だった、年金の受給資格期間を25年から10年に短縮する「受給資格期間の短縮」は、消費増税の延期に伴って施行が延期されることとなりました。

この法律が予定どおり施行されれば、国民年金保険料を後納することにより、65歳以上の方が、保険料納付済期間、保険料免除期間及び合算対象期間 を合算して10年に達した場合、平成27年10月から年金を受けることができるようになるとしていましたが、今回の消費増税の延期によって施行が延期とな ります。

【労働法】金属加工の有害物質で労災認定

兵庫県明石市の金属加工工場に勤務していた50代の男性が、トリクロロエチレンを使う作業で腸疾患を発症し、加古川労働基準監督署から今年10月に労災認定されていたことが分かりました。

男性は2011年2月~14年6月、有機溶剤の一種であるトリクロロエチレンの液体や蒸気を使って金属に付いた油を洗い落とす作業を担当していました。去年秋ごろから腹部の異常を訴え、今年5月、腸に気泡状のものが多くできる「腸管嚢腫様気腫症」と診断されました。

この溶剤を使っていた人が同じ病気になり、労災認定を受けたケースは、過去には1例しかありませんが、同様の病気の事例は、50例近く報告されています。

【年金・医療】年金の支給額を毎年抑制できるよう改革 厚労省方針

厚生労働省は11月19日、社会保障審議会年金部会を開き、8月からの議論を踏まえて年金制度改革に向けた論点整理をまとめました。年金制度を維持するために、受給額を年に約1%抑えるマクロ経済スライドの仕組みを強化し、物価下落時も抑制できるようにする方向です。

部会は厚労省方針を了承し、厚労省は今後、改革案の具体的な制度設計に入ります。早ければ次期通常国会への法案提出を目指します。

【労働経済】厚労省 確定拠出年金の運用案

厚労省は18日、社会保障審議会企業年金部会を開き、確定拠出年金の運用について資料を発表しています。

資料によりますと、まず加入者の投資に関する知識の乏しさや運用に対する意識の低さに触れ、運用商品の選択肢が多すぎることにより選択が困難などの課題を挙げています。

対策の方向性として、投資教育や加入者意識の向上、そして現在平均約18本とされている運用商品提供数を10本以内に限定し加入者が運用商品を選びやすくするという案を示しています。

詳しくはこちらをご覧ください
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000065605.html

【その他】労働者健康福祉機構を障害者雇用率の虚位報告で告発

神奈川労働局は17日、全国で労災病院などを運営する独立行政法人「労働者健康福祉機構」が平成24、25年の障害者雇用者数を水増しするなどして法律で 義務づけられている障害者の雇用率を達成しているかのように国に報告していた問題で告発状を横浜地検に提出したと発表しました。

【その他】生活保護費の不正受給の疑いで逮捕

暴力団員であることを隠して生活保護を申請し、4年間にわたって生活保護費およそ700万円を不正に受け取っていたなどとして、都内に住む暴力団員の男が逮捕されました。

警視の調べによると、暴力団員であることを隠して生活保護を申請し、2010年10月から2014年10月までの4年間にわたって生活保護費約 690万円を受け取ったほか、医療費約90万円の支払いを免れたとして、詐欺の疑いが持たれています。暴力団員が生活保護費を受け取ることは、厚生労働省 の通達で禁じられていています。

4年前に生活保護の申請があった際、本人が暴力団員でないかどうか警視庁に照会しましたが、当時、警視庁は把握していなかったということです。不正受給の生活保護費が暴力団の資金源になっていたとみて捜査しています。

【労働経済】大卒内定率4年連続で上昇 リーマンショック前の水準に回復

2015年3月卒業予定の大学生の10月1日時点での就職内定率は前年同期比4.1ポイント増の68.4%で4年連続で上昇したことが14日、明ら かになりました。リーマンショック前の2008年に近い水準に戻り、企業の業績回復や人手不足などから、企業の採用が高まったとみられます。

また、高校生の就職希望者の9月末時点の内定率は前年同期比8.8ポイント増の54.4%で、過去10年で最高でした。

景気回復に加え、進学率が上がり就職希望者が減ったことなどが、数字を押し上げたとみられています。

【労働経済】有給休暇取得率48.8% 依然として低水準

厚生労働省が13日発表した就労条件総合調査によると、昨年1年間で労働者が取得した有給休暇は一人当たり平均9.0日で、労働者の年次有給休暇の取得率は48.8%と、前年から1.7ポイントの上昇にとどまりました。

取得率を企業規模別にみると、1,000人以上が55.6%、300~999人が47.0%、100~299人が44.9%、30~99人が 42.2%となっており、業種別では、電気・ガス・熱供給・水道業が取得率70.6%と最も高かったのに対し、卸売業・小売業は36.4%と最も低くなっ ています。

政府は、2020年までに有給取得率を70%まで引き上げる目標を掲げていて、厚労省は企業に対し、有給休暇の取得を促すよう求めています。

詳しくはこちら【厚生労働省】
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/14/dl/gaiyou01.pdf

【労働経済】大卒初任給、3年ぶりプラスで20万円台回復

ことし大学を卒業し就職した人の初任給は、中小企業でも増加に転じ、平均で20万400円と3年ぶりに前の年を上回りました。

厚生労働省が従業員10人以上の企業のうち新卒採用した企業を対象に調査したところ、ことし春に大学を卒業し、就職した人の初任給は平均で20万400円と、去年より2,400円多く、率にして1.2%増えました。

このうち、従業員1,000人以上の大企業は、去年より800円多い20万3,300円で、2年連続で増加しました。また、ことしは中小企業も増 加に転じ、従業員100人以上~1,000人未満の企業は20万100円で3,100円の増加、100人未満の企業は19万4,200円で4,200円の 増加となり、大企業より伸び幅が大きくなっています。小さい企業の方が採用難が深刻で、給与を上げる動きが広がったのではないかと見られています。

詳しくはこちら【厚生労働省】
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/14/index.html