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【労働経済】児童手当1か月分上乗せ 消費増税の引上げ対策

消費税引き上げに伴う家計への影響に備えて、政府がまとめる経済対策の一部が明らかになりました。児童手当の受給世帯を対象に1カ月分を1回限りで追加支給します。

支給額は年齢に応じて1人当たり1万円から1万5000円程度になる見通しです。今後、経済対策に盛り込み、12月12日に編成する5兆円規模の2013年度補正予算で上乗せ分の財源は2,000億円程度と見込まれています。

【労働経済】働く女性63%で過去最高、30代上昇 15~65歳の9月労働力調査

総務省の労働力調査において、15~64歳の女性のうち、働く人の割合を示す就業率が2013年9月時点で2012年同月より2.0ポイント高い63.0%と、過去最高になったことがわかりました。

女性を重要な戦力と考え、積極的に活用する企業が増加したことや、晩婚化も影響して、特に30代で上昇しました。15~64歳の就業率は緩やかに上がっており、10年前の平成15年より6.2ポイント上昇しました。

政府は女性の就業を成長戦略の中核とし、就業率上昇を目指します。しかし、第1子出産後も仕事を続ける女性は約4割にとどまっており、また非正規雇用者も多く、雇用の質の改善も課題となっています。

15~64歳の9月時点の就業率は男女計でも72.1%と過去最高でした。ただ、男性は81.0%で、1973年7月などの最高値(85.4%)を下回っています。男性が多い製造業の就業者数の減少などが影響しているようです。

【労働経済】13年厚労省調査 有休取得47.1%

厚労省が21日発表した2013年就労総合調査結果によりますと年次有給休暇の取得率取が47.1%と前年より2.2ポイント減となりました。低下は3年ぶりです。

調査は2013年1月1日時点、正社員を対象としており、年次有給休暇ついては与えられた日数は平均18.3日、そのうち労働者が取得したのは平均8.6日となりました。

政府は2020年までに有休取得率を70%引き上げることを目標に掲げています。

【労働経済】経済同友会と連合、非正規労働者の賃上げで一致

経済同友会と労働組合の中央組織である連合は11月20日午前、都内で幹部らが懇談会を開き、人材育成や雇用の在り方について意見交換しました。

両団体は、約2000万人に上るパートなどの非正規労働者の賃金改善や正社員へのステップアップを進めることが必要であるとし、来年の春闘では、大手企業の正社員だけでなく、非正規労働者の賃上げが重要だという認識で一致しました。

【年金・医療】公的年金 国内債中心の運用見直しを 有識者会議

公的資金の運用を議論する政府の有識者会議(座長・伊藤隆敏東大大学院教授)は11月20日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)につい て、収益性をより高めるため、資金の多くを国債に投資する今の運用方針を見直して、リスクのある金融商品にも投資することなどを求める報告書をまとめまし た。

国民年金と厚生年金の積立金を運用し、資産総額が120兆円に上る機関投資家のGPIFについては、現在全体のおよそ60%前後は国内債券で運用 されていますが、「比率が高すぎる」として、多様化を進めることを提案。1年後をめどに比較的リスクの高い不動産投資信託(REIT)やベンチャー・キャ ピタルなども運用対象に加え、分散投資を検討すべきだと指摘しています。

そのうえで将来の年金給付に支障が生じないよう、リスク管理を徹底しつつ運用実績を高めていくには「運用見直しと組織運営の改革を一体で行うべきだ」と強調しました。現在は理事長に権限が集中していますが、合議制の理事会で運用方針を決めるように促しました。

また、新たな運用対象に投資するにあたっては、国民の理解を得るため説明責任を果たすことを求めました。

【その他】平成25年 障害者雇用状況の集計結果

平成25年の「障害者雇用状況」集計結果が11月19日に公表されました。

【集計結果の主なポイント】

<民間企業>
(法定雇用率2.0%)
○雇用障害者数、実雇用率ともに過去最高を更新。数、率の伸び幅も過去最高。
・雇用障害者数は 40 万8,947.5 人、対 前年7.0%(26,584.0人)増加
・実雇用率1.76%、対前年比0.07ポイント上昇
○法定雇用率達成企業の割合は 42.7%(前年比4.1ポイント低下)

<公的機関>
(同2.3%、都道府県などの教育委員会は2.2%)※( )は前年の値
○雇用障害者数及び実雇用率のいずれも対前年で上回る。
・国:雇用障害者数 7,371.0人(7,105.0人)、実雇用率 2.44%(2.31%)
・都道府県:雇用障害者数 8,136.0人(7,882.0人)、実雇用率 2.52%(2.43%)
・市町村:雇用障害者数 2万4,792.0人(2万3,730.5人)、実雇用率 2.34%(2.25%)
・教育委員会:雇用障害者数 1万3,581.0人(1万2,677.5人)、実雇用率 2.01%(1.88%)

<独立行政法人など>(同2.3%)※( )は前年の値
○雇用障害者数及び実雇用率のいずれも対前年で上回る。
・雇用障害者数8,369.0人(7,647.0人)、実雇用率 2.27%(2.13%)

詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11704000-Shokugyouanteikyokukoureishougaikoyoutaisakubu-shougaishakoyoutaisakuka/251119_syougaikoyoujoukyou.pdf

【労働法】派遣事業の許可取り消しへ 大阪

大阪労働局は18日、大阪市阿倍野区の人材在派遣会社を事業停止命令を受けた期間などにも派遣を続け、届け出をせずに熊本市に支店を開設したとして派遣許 可を近く取り消す方針を固めました。

社員を常用雇用する「特定労働者派遣事業」の届け出しかないのに、無許可で一般派遣事業を行ったとして11年4~5月、事業停止命令を受けたが、この間 も違法な派遣を継続していました。労働者派遣法の違反を理由にした許可取り消しは、今年8月、大阪市北区の人材派遣会社への処分に次いで2例目となります。

【年金・医療】医療費・診療報酬も抑制 ジェネリック医薬品の利用促進も

2014年度予算編成の財務省側の指針となる財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の報告書の骨子がわかりました。診療報酬の改定がある医療費が最大の焦点であると指摘し、ジェネリック医薬品の普及についても主張を展開したそうです。

安倍首相は「社会保障を安定させ、次世代に引き継ぐため、合理化に最大限努力してほしい」と関係閣僚らに指示しました。

2年に1度の改定となる診療報酬をめぐっては、民間議員は、医師の技術料にあたる「本体部分」と薬剤の価格にあたる「薬価」を一体として予算要求せず、分離して透明性を確保すべきだといいます。

麻生財務相も、薬価のマイナス改定は過大要求の修正であり、これを財源として診療報酬の本体部分の増額を行うことはありえないと主張しました。

諮問会議では今後、公共事業や地方交付税の歳出見直しも議論されました。12月中旬を頃に予算編成の基本方針として取りまとめ、2014年度予算案に反映します。

【その他】東電、創業以来初 希望退職1000人募集 国費投入へ

東京電力は2014年度に労働組合の合意を得られれば、1000人規模の希望退職を募る方針を11月15日に固めました。リストラを進めることで、経営合理化を進め、廃炉や除染への国費投入に理解を求めます。
年内にまとめる総合特別事業計画(再建計画)に入れる予定です。

条件はこれから決定されますが、数百人~1千人規模になるといいます。希望退職の募集は原発事故後初めてす。

東電の社員数は2013年3月時点で約3万7000人で、原発事故があった直後の2011年4月から2,400人減も減少しました。希望退職者が増え、新規採用もしていないためです。

現在の再建計画は2013年度末までに3万6000人に減らす予定ですが、現時点ですでに達成しています。希望退職を募ることで一段のリストラとなります。

一方で、離職者が相次いでおり、これ以上の人員削減は慎重にという意見もあります。

【労働経済】厚労省調査 大卒初任給2年連続減、19万8千円

厚労省が14日、2013年の賃金構造基本統計調査にて大卒初任給の平均額が前年より0.8%減り、2年連続の減少したとの発表をしました。 企業の規模別にみると、従業員数1000人以上で20万2500円(前年比0.1%増)、100~999人は19万7000円(前年比0.6%減)、10~99人は19万円(前年比3・3%減)となりました。

厚労省は「賃金水準が比較的低い中小企業の採用が増えたため」と分析しています。