【労働経済】企業の賃上げ、7年ぶり低水準 5400円増にとどまる

厚生労働省が2012年7月31日発表した主要企業の2012年春季賃上げ要求・妥結状況調査で、平均妥結額が5400円となりました。前年の5555円に比べ155円の減少となっています。交渉前の平均賃金に対する賃上げ率は1.78%で05年以来7年ぶりの低水準となりました。円高や世界的な景気低迷を映しているといえます。

資本金10億円以上で、従業員1000人以上の労働組合のある企業のうち妥結額を把握できた324社を対象に集計しました。