【労働経済】新興企業の経常益、15%増 スマホ・車関連伸びる 4~6月

新興企業の業績が好調です。ジャスダックと東証マザーズの2市場に上場する企業の2012年4~6月期は、
連結経常利益が前年同期から15%増えました。増益は11四半期連続で、利益合計は四半期開示が義務付けられた2008年度以降、4~6月期として最高でした。スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)関連や自動車部品など製造業の収益回復がけん引、内需型の非製造業も下支えしています。

振興企業には、欧州・中国の景気減速や円高の影響を受けにくい内需型企業が比較的多ことも、上場企業より増益率が大きくなった一因です。非製造業の経常増益率は9%と引き続き堅調でした。