【労働経済】男女間賃金格差は過去最小 平成26年「賃金構造基本統計調査」結果

厚生労働省は19日、平成26年「賃金構造基本統計調査」の結果を取りまとめ、公表しました。「賃金構造基本統計調査」は、全国の主要産業に雇用さ れる労働者の賃金の実態を、雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数および経験年数別などに明らかにすることを目的として、毎年7月に実施し ているものです。今回は、全国及び都道府県別の賃金について、抽出された10人以上の常用労働者を雇用する民間の65,616事業所のうち、有効回答を得 た50,098事業所を対象に集計しています。

調査結果によりますと、一般労働者全体の賃金は29万9,600円と前年より1.3%増加しました。また、フルタイムで働く女性(非正社員含む) が昨年6月にもらった賃金の平均が、前年より2.3%多い23万8,000円となり、過去最高でした。男性の賃金平均の32万9,600円(前年比 1.1%増)と比較すると、依然として男性賃金の72.2%にとどまりますが、男女間の賃金格差は比較可能な昭和51年の調査以来、過去最小となっていま す。

詳しくはこちら(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2014/index.html