【年金・医療】健康診断受託サービス料 2年で5~10%下落

企業の健康保険組合から健康診断を受注して医療機関に仲介する受託サービス料金が下落傾向にあります。健保財政の悪化で経費の削減志向が強まっているのに加え、サービス提供会社の新規参入も影響して受注競争が激しくなっているからです。基本料金は1人あたり3000~3500円程度で、この2年で5~10%下がりました。

現在の基本料金は約5年前の4000~5000円に比べ約3割安くなっています。仲介サービスの利用には、健保組合が独自に医療機関に検診を依頼する場合に比べて人件費を削減できる利点があります。2008年に特定健診(メタボ検診)が始まった影響もあり、仲介サービスを活用する健保は増えています。