【労働経済】平成24年「団体交渉と労働争議に関する実態調査」

厚生労働省は18日、平成24 年「団体交渉と労働争議に関する実態調査」の結果を公表しました。

【調査結果のポイント】

1 団体交渉の状況

(1)団体交渉を行った労働組合は66.6%(前回69.5%)。
(2)団体交渉を行った労働組合のうち1年平均の回数が「4回以下」は60.5%(前回49.6%)。
(3)団体交渉を行った労働組合のうち1回平均の所要時間は「1時間未満」が23.5%(前回19.6%)、「1~2時間未満」が49.0%(前回54.2%)。

2 労使間の話合い状況

(1)団体交渉を行った事項のうち割合が多い事項は「賃金額の改定」52.8%、「賃金制度」37.9%、「所定外・休日労働」24.1%。
(2)労使協議機関で話合いを行った事項のうち割合が多い事項は「職場環境」44.7%、「健康管理」41.7%、「所定外・休日労働」37.4%。 
(3)「正社員以外の労働者(派遣労働者を除く)の労働条件」について話合いを行った労働組合は30.1%(前回27.7%)。

3 労働争議の状況

労働争議があった労働組合は3.7%(前回5.4%)。労働争議があった労働組合のうち、ストライキなどの争議行為があった労働組合は75.6%(前回87.8%)。 

4 団体交渉、労使協議機関での話合いについての評価

(1)使用者側との団体交渉の現状について「満足している」(「大変満足している」3.3%、「おおむね満足している」45.8%の計)労働組合は49.1%(前回 48.6%)。
(2)労使協議機関での話合いの評価をみると「効果をあげている」(「大変効果を上げている」6.5%、「ある程度効果を上げている」60.5%の計)とする労働組合は67.0%(前回69.9%)。

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http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/18-24gaiyou.html