全国の印刷会社で従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、厚生労働省の検討会は1月31日に北海道の印刷会社に勤務していた50代の男性と、愛知県の印刷会社に勤務し30代で死亡した男性について労災認定することを決め、管轄の労働局に手続きを指示していました。
この2人について職場で洗浄剤として使っていた「1,2ージクロロプロパン」という化学物質に長期間、高濃度でさらされたことが原因で胆管がんを発症した可能性が極めて高いとして労災と認めることを決めました。 この問題では、これまでに大阪や宮城などの合わせで26人が労災認定されています。ほかにも全国で37人が労災申請していて、厚生労働省は今後も検討を進めることにしています。