【労働経済】2013年実質賃金、2年連続マイナスの0.5%減

厚生労働省は2月5日、2013年の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上の事業所)を発表し、基本給と残業代、賞与などを合計した給与総額から物価変動の影響を除いた実質賃金指数は前年比0.5%減と2年連続で減少しました。

現金給与総額(月平均)は、景気回復に伴い残業代や賞与が増えたため、12年と同水準の1人当たり31万4150円で、3年ぶりに下げ止まりました。

実質賃金指数は7月以降、前年同月比で1%を超えるマイナスが続き、物価上昇に賃金の伸びが追いついていない現状を示しています。