【労働経済】アルバイト・パートの時給、首都圏1000円代に接近

アルバイト・パートの時給上昇が続いています。三大都市圏(首都圏・東海・関西)の3月の募集時平均時給は前年同月に比べ0.6%高い結果となりました。人手不足に悩む外食各社が募集をかけた結果、飲食業の求人件数も49.9%増えました。

3月は就職活動や卒業をきっかけに辞める大学生も多く、アルバイトの入れ替え時期で採用数が増えたことが考えられます。

景気回復を受け外食店の来客数が増加しています。一部地域では大型商業施設の出店が増え、アルバイトが不足しています。居酒屋など飲食店のパー ト・アルバイトで働く人は大学生や店舗周辺に住む人が中心ですが、ビジネス街などの都心部は住人が少なく、アルバイト候補が少ないのが現状です。

■三大都市圏・全体
三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は948円(前年同月942円、前月948円)

■三大都市圏・エリア別
前年同月比はすべてのエリアでプラス、前月比は首都圏がマイナス、東海は増減なし、関西がプラス

○首都圏の平均時給は985円(前年同月979円、前月988円)

○東海の平均時給は895円(前年同月890円、前月895円)

○関西の平均時給は907円(前年同月900円、前月905円)