【労働経済】連合会長、労働時間規制緩和に反対表明 過労死拡大を懸念

連合の古賀伸明会長は19日、記者会見において働く時間ではなく成果に応じて賃金を払う新しい制度について、「労働者の長時間労働が増え、過労死が過去最高を更新するなかで、労働時間の規制を外すこと自体がおかしい」と述べ、反対する考えを示しました。

1日8時間、週40時間の労働時間規制を外すホワイトカラー・エグゼンプションの導入にあたり、過労に追い込まれることを防ぐために、交渉力があ る年収1000万円以上の専門職に対象を絞る方針としていますが、連合は、成果を上げるために働き続けることで過労死が拡大する恐れがあるとし、また古賀 会長は「経営側と対等に交渉できる人が会社にどれだけいるのか。私は見たことがない」と批判しています。