【労働法】連合、「STOP!セクハラ・パワハラ・マタハラ」を集計報告

2014年6月26日、連合は、6 月 10 日(火)~11 日(水)に全国の地方連合会において実施した「女性のため の全国一斉労働相談-STOP!セクハラ・パワハラ・マタハラ-」について、下記の通り集約概要を発表しました。

全体の特徴

昨年とほぼ同じ件数の相談数
「セクハラ・パワハラ・嫌がらせ」「マタハラ」が女性の相談の3割強
女性からの相談内容は、上司や安定している雇用形態の立場を利用し、理不尽な叱責や暴言を吐くなどパワハラに関する相談が多く寄せられた。また、「結婚は まだか」といったプライベートな部分に触れる発言や、2 人きりになるとキス・体を触る等、卑劣な行為に苦しむ女性の相談も目立った。

【相談事例】 (抜粋)

〈セクシュアルハラスメント〉
「●●さんの隣に行きたいがあなたの隣で我慢してやろう」「結婚はまだしないのか」等、社長からのセクハラ発言に困っている。辞めることも考えている。

〈パワーハラスメント〉
英語の主任常勤講師から言葉による暴力と異常なノルマを与えられ、今まで数名の講師がメンタル不全をおこして退職したり、転勤等になっている。校長にはうまく振る舞っているため、校長に対策をお願いしてもパワハラが収まらない。

〈マタニティハラスメント〉
嘱託職員として勤めていたが、正職員転換を申請したところ、使用者から「1 年くらいは子どもをつくらないでほしい」と言われたため、退職した。その際、嘱託職員には、産前産後および育児休暇は「規約」によって認められていないとも言われた。