石川県中能登町が選挙の投開票などの場合を除き、職員に残業代(時間外手当)を支給しておらず、法律や時間外業務について規定した町条例に抵触して いることが分かりました。合併以前の旧三町時代から常態化していたとみられます。町は時間外手当を支給しない代わりに代休を与える対応で問題はないとみて いましたが、今後、改善を検討する方針です。
町条例には時間外業務について、業務を命じられた職員には給与の時給相当額の125~150%が支給されると定められています。現状は条例に違反し、地方公務員にも原則として適用される労働基準法にも抵触しています。
労働組合の全国組織関係者は「残業に見合った手当を支払うのが基本」と指摘しています。