東京電力は2014年度に労働組合の合意を得られれば、1000人規模の希望退職を募る方針を11月15日に固めました。リストラを進めることで、経営合理化を進め、廃炉や除染への国費投入に理解を求めます。
年内にまとめる総合特別事業計画(再建計画)に入れる予定です。
条件はこれから決定されますが、数百人~1千人規模になるといいます。希望退職の募集は原発事故後初めてす。
東電の社員数は2013年3月時点で約3万7000人で、原発事故があった直後の2011年4月から2,400人減も減少しました。希望退職者が増え、新規採用もしていないためです。
現在の再建計画は2013年度末までに3万6000人に減らす予定ですが、現時点ですでに達成しています。希望退職を募ることで一段のリストラとなります。
一方で、離職者が相次いでおり、これ以上の人員削減は慎重にという意見もあります。