厚生労働省が12月3日に発表した10月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、労働者1人当たりの平均賃金を示す現金給与総額は、前年同月比0.1%増の26万7167円となり、4か月ぶりに増加しました。
製造業を中心に幅広い業種で残業時間が増え、所定外給与が5.4%増の1万9511円と7か月連続で伸びたことから現金給与総額もプラスに転じました。
就業形態別では、フルタイムで働く一般労働者が0.5%増の33万8353円、パートタイム労働者は0.5%減の9万4511円でした。
一方、基本給などの所定内給与は0.4%減の24万2153円で、パートタイム労働者の割合が増加したため17か月連続で減少しました。