【労働経済】賞与2割減 パナソニック、労組と協議へ

パナソニックは、2013年夏と冬の賞与を前年比で2割削減、残業代や出張旅費の減額、実質的な賃下げとなる所定労働時間延長について、労組と協議を始めたことが分かりました。

春の労使交渉で、同社は定期昇給の維持や最低4か月分の賞与を確保することで合意していましたが、業績不振の影響が強く、業績連動部分はおろか、最低4か月分も確保できない可能性が出ています。

20~40%の役員報酬返上や35%の管理職賞与削減をすでに実施していますが、同社は13年3月期に2期連続で7,000億円超の赤字が見込まれていて、14年3月期の業績も不透明のままです。