高知労働局は10月25日、50歳代男性職員が、求職者の30歳代男性から計1万7600円を借りていたと発表しました。職員は給料日ごとにその月に借りた分を返済していたといいます。
発表では、職員は昨年6月~今年2月、当時勤務していた高知公共職業安定所で、この男性から7回にわたり、300~1万1300円を借りていたと いいます。男性が今年7月に別の職員に相談して、明らかになりました。勤務時間中にハローワークの窓口やトイレで借りていたこともあったようです。
同労働局は、職業紹介の情報提供などで便宜を図ってはおらず、聞き取りに対して職員は「病院代や昼食代などに使うために借りた。長く相談を受けているうちに友達感覚になってしまった」などと話しているといいます。
労働局は、職員の行為が国家公務員法違反(信用失墜行為など)にあたるとして、厚生労働省に報告し処分を検討しています。