【年金・医療】確定拠出年金、中小企業、専業主婦にも拡大

厚生労働省は16日、社会保障審議会の企業年金部会で、自営業者らが対象の個人型確定拠出年金の加入範囲を、主婦や公務員にも拡大し、年金加入者なら誰でも入れるようにする案をまとめました。

年間の掛け金上限額は主婦27万6,000円、公務員14万4,000円。対象者は現在の約4000万人から約6800万人に増える予定です。

企業型では、中小企業向けには簡易型の確定拠出年金をつくります。事務作業を金融機関が代行できるようにして、導入しやすくします。

また、確定拠出年金から、確定給付年金に資産を移すことも可能になる予定です。

来年度からの実施を目指し、1月招集の通常国会に関連法改正案を提出します。