気球に乗って

プロフィールでも書かせていただいておりますが、大学生時代に熱気球サークルに所属していました。

全国各地で開催される大会に参加したり、週末は琵琶湖周辺でフライトを行っていました。
気球に乗っていたといっても、パイロットのライセンスを持って自ら操縦していたわけではありません。
気球は一人では飛ばすことができません。セッティングからインフレ(風船を膨らます作業)にも人手が必要ですし、着陸場所も風まかせなので、当初の狙い通りにいかない場合もあります。なので、着陸場所を予想してあらかじめ車で回収班(チェイサー)が先回りして、地上の状況など指示を出したりします。

もちろん、クルーとして気球に乗り込むこともありますが、私はこのチェイスという役割が大好きでした。
なかなか目立つことはなかったですが、同期のパイロットに「みよっちがいてくれて安心に飛べる」と言われることに誇りを持っていました。

例えるなら、気球は企業。そしてそれを操縦するパイロットは経営者。その気球に乗ってパイロットをサポートするのが従業員といったところでしょうか。
気球に乗っていると、様々なトラブルがあります。急な強風に流されたり、なかなか降りられるポイントが見つからず上空をウロウロしたり…。
そんな時、気球が少しでも正しい目的地に近づけるように、地上からパイロットを支える存在がチェイサーなのではないでしょうか。

地味かもしれませんが、地上から気球(企業)を目的地まで導く存在。チェイサー(社労士)としてそんな役割を果たせればいいなと思っています。