【労働経済】大卒初任給、3年ぶりプラスで20万円台回復

ことし大学を卒業し就職した人の初任給は、中小企業でも増加に転じ、平均で20万400円と3年ぶりに前の年を上回りました。

厚生労働省が従業員10人以上の企業のうち新卒採用した企業を対象に調査したところ、ことし春に大学を卒業し、就職した人の初任給は平均で20万400円と、去年より2,400円多く、率にして1.2%増えました。

このうち、従業員1,000人以上の大企業は、去年より800円多い20万3,300円で、2年連続で増加しました。また、ことしは中小企業も増 加に転じ、従業員100人以上~1,000人未満の企業は20万100円で3,100円の増加、100人未満の企業は19万4,200円で4,200円の 増加となり、大企業より伸び幅が大きくなっています。小さい企業の方が採用難が深刻で、給与を上げる動きが広がったのではないかと見られています。

詳しくはこちら【厚生労働省】
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/14/index.html